住宅で多く利用されている換気の種類です。
ダクトを給気と排気の両方を機械換気するのが第一種換気です。自動で確実な換気が行えることが大きなメリットです。
特に、機密性の高い住宅やマンションで幅広く利用されています。強制給気・排気を行うことから、シックハウス症候群対策としても有効です。
なお、熱交換器を設置している場合が多く、外気をそのまま取り入れずに温度調整したのちに取り入れることから、「換気をしたら部屋が寒くなった(暑くなった)」ということがない点もメリットです。また、熱交換器が効率的に空気の温度調整を行うため、「そのまま外気を取り入れた後に、冷暖房で温度調整する第三種換気」と比べて、冷暖房代のコストメリットがあります。
デメリットは、初期コストです。ほとんどの場合はダクト設置が必須で初期コストが多くかかること、また常に給気と排気を機械的に行うため、電気料金がかかることがあげられます。なお最近では、ダクト不要(ダクトレス)のシステムも開発されてきています。