地下にあるバーや、高層ビルの飲食店などを想像するとわかりやすいかと思います。窓が1つもない、またはあったとしても「営業時間外であっても開けられない」、密室のようなケースです。
これら無窓の飲食店では、すべての換気(給気・排気)を機械で行う必要があり、どのような状況であっても窓開けできないことを意味します。このため、窓開け可能な飲食店と比べると、より強力な換気システムが導入されていることが望ましいです。
また地下の店舗であれば「梅雨の時期」には強い湿気やカビ臭に悩まされ、またニオイが強い食材を扱うレストランであれば「ニオイがなかなか抜けない」という悩みをお持ちかと存じます。
これらの店舗で重要な点は、「換気設備のメンテナンスを特に欠かさないようにする」こと、ならび「空気清浄機や除湿機、サーキュレーターなども併用する」ことです。換気設備は定期点検を怠ると思わぬ不具合が発生したり、設置時に想定していた排気量が確保できなくなったりする場合があります。また、換気設備だけでは湿気やニオイが取れない場合は、空気清浄機や除湿機などを追加で導入するのも効果的です。