電源を入れて測定を開始する前に、濃度計を一定時間稼働させることにより、測定値の正確性を高めるための運転を指します。別名、ウォームアップとも呼ばれます。
暖機運転を行うことで、機器内部の回路を安定させるとともに、測定する空気をあらかじめ取り込むことができ、測定値の正確性を高める事が可能です。
暖機運転中、濃度計は稼働していますが測定は行なえませんので、暖機運転を待ってから測定開始する流れとなります。二酸化炭素濃度計の場合、多くの製品で10分から30分程度の暖機運転が必要となります。
二酸化炭素濃度計には、「暖機運転が不要な製品」「暖機運転が必要な製品」の2タイプがあります。暖機運転が不要な製品は、スイッチを入れた後にすぐに測定を開始してしまうため、測定値の正確性が低い場合が多いです。
NDIR式などの正確性が高い濃度計の場合は、暖機運転を必須としている製品が多いことも、測定値の正確性が高い一因となっています。
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